2016/2/15 10:13:52

チワワにとって恐ろしい病気、水頭症!

    1.神経障害を引き起こす病気…それは

     チワワは他犬種と比べ、非常に弱く、病気やケガをしがちです。大事に接していれば問題はありませんが、それでも発症してしまうこわい病気があるのです。チワワの代表的な病気といえる、水頭症です。確実な治療法はなく、遺伝疾患ともいえるこの病気。また、脳の病気でありデリケートな病気なものであるため、その症状は神経障害を起こすものです。そんな恐ろしい病気、水頭症についてご紹介します。

    2.なぜチワワが水頭症になりやすいの?

    チワワのような頭の形はなりやすい

     そもそも水頭症はチワワのような短頭種に多くみられる遺伝疾患です。この病気は脳の病気であり、頭の中の脳脊髄液が異常に増えてしまい脳を圧迫させてしまうのです。脳の疾患ですので、神経障害が多い非常に怖い病気であります。チワワは高確率でこの水頭症を発症します。ほとんどのチワワが水頭症になりうる危険性はあると考えていいでしょう。
     短頭種の犬種は他にもいますが、特にチワワは、アップルドームというりんごのように丸い頭を持っているからともいわれています。また、モレラという病気のせいで発症するチワワも少なくありません。

    モレラとは?

     モレラという病気は別名ペコともいいます。ほとんどのチワワの仔犬がこのモレラであることが多いです。モレラは頭蓋骨が重なりきらず、穴があいているようになっている症状です。頭蓋骨が未発達であるため、このような状態になります。モレラは押すと柔らかく、非常に衝撃に弱いため、注意が必要です。ただ、成長するにつれてこの未発達だった頭蓋骨もやがて穴がふさがり通常の頭蓋骨になります。ですので、仔犬の段階では心配する必要ありません。
     ですが、いつまでも穴がふさがる傾向がなく、まだモレラであるのならば危険です。モレラであるために水頭症になってしまう場合もあります。生後1年過ぎてもモレラであるならば、一度病院に連れて検査をすることをお勧めします。

    3.この水頭症って実際どういう病気なんだろう?

    先天性でも発症するし、後天性でも発症する恐れがあります

     この水頭症は、主に遺伝疾患と言われていますが、後天的になることも充分ありえます。後天性で水頭症が発症する場合、脳腫瘍を起こしていること、または外部からの衝撃で頭部になんらかの損傷があると危険が発症する危険が高まります。
     チワワは全体的に弱い犬種ですが、特に頭部は注意して接してあげる必要があると言えるでしょう。人からしたら大したことないという衝撃が、チワワからしたらトラックに撥ねられかのような衝撃である場合もあるのです。

    チワワにこんな症状が出始めたら危険!

     神経障害が多いとされる水頭症ですが、主な症状として、歩行困難、痴呆、旋回運動、凶暴化、頭部が大きくなる、眼球が外側に向くなどといったものです。特に凶暴化というものは、飼い主さんからしたらとても驚くかもしれません。咬むといった問題行動がなかったチワワでも、水頭症にかかってしまえばどんなに大好きな飼い主さんのことでも咬んでしまうことがあります。咬む行為は、飼い主さんだけでなく、他の犬や人に咬むといった事故にも発展してしまう恐れがあります。
     こういったように、非常にわかりやすい症状なのですが、初期段階ではあまりはっきりと症状が表れないことが多いため、気づくのが遅くなるといったことが多いです。水頭症は早期発見が大事です。定期的に病院にいくことでも充分対策になりますので、飼い主さんは意識をしてあげるといいでしょう。

    水頭症の治療法とは?

     まず、水頭症の治療は症状を抑える、というだけであって完治するわけではありません。治療法としては、脳圧降下薬というものを投薬します。また、外科治療として、脳内にたまった髄液をチューブでおなかに流していく手術があります。治療に反応すれば数年延命することが可能ですが、治療に反応しないチワワですと、短期で死亡してしまう恐れもあるでしょう…。
     脳という大事な部分に触れますので、飼い主さんは信頼のできる病院で治療することが望まれます。予防法は、頭部に衝撃を与えないくらいしか手段はなく、確実に予防できるわけでもありません。大切なチワワのためにもまずは早期発見をしてあげることです。

    いずれ水頭症が完治する未来へ

     細胞治療によるもので完全に水頭症が治るという話もあります。ですが、これはまだ研究段階の話であり、治療は一般化されていません。また、治療を行えたとしても、莫大な治療費がかかるため、ちゃんとした治療法とはいえないです。
     チワワの水頭症の発症率は、4%。しかもどのチワワも発症する危険性を持っています。現在、水頭症に悩まされているチワワと飼い主さんはたくさんいるはずです。病院で水頭症と診断されたときのショックははかりしれないでしょう…。研究段階とはいえ、結果が出たのは事実です。一刻もはやく完治のできる治療法を確立させ、一般化させてほしいものですね。
     
     

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